筋電図を用いた美容領域のボツリヌス注射を開始します
耳鼻咽喉科クマダ・クリニックでは、筋電図を用いた美容領域のボツリヌス注射(咬筋、シワ取り)を開始します。 なぜ耳鼻咽喉科の私が咬筋やしわとりといった美容領域のボツリヌス注射を始めるのか、それには4つの理由があります。
豊富なボツリヌス注射の経験
一つは、これまで既に痙攣性発声障害と言う耳鼻咽喉科領域の病気に対して多くのボツリヌス注射を行っている経験があるからです。内喉頭筋という深い所にある筋肉に筋電図という手法を使って、これまで1000症例以上に8000回以上注射をして参りました。
また、痙攣性発声障害以外にも、舌突き出し症、嚥下障害、片側性顔面痙攣等の疾患に対して、舌、顔面、頸部等の筋肉にボツリヌス注射の経験を持っております。
筋電図を用いた安全・正確なボツリヌス注射
上記痙攣性発声障害のボツリヌス注射の際は、筋電図と言う手法を使っておりますが、針先が筋電図の電極になっており、確実に目的の筋肉に到達できる手法です。顔面の美容領域のボツリヌス注射に関しても、筋電図を用いて安全・正確に目的の筋肉に打つことができます。
耳鼻咽喉科は顔の美容領域を得意とする
一般にはあまり知られていませんが、実は、耳鼻咽喉科は非常に顔の美容領域と関連が深い。私が米国のイェール大学の外科部門に留学していた時の耳鼻咽喉科の研修医2人はともに美容外科の先生になりました。つまり、耳鼻咽喉科は頭頸部(首から上の外科)を専門とする外科医ですので、当然顔の美容整形の方にも非常に技術が高く、アメリカでは耳鼻咽喉科を出た美容外科医は非常に評価が高い。
コミュニケーション医学としての顔の美容領域
私はこれまで耳鼻咽喉科医として声と言葉の医学に力を入れて参りましたが、声と言葉を使った人間のコミュニケーションに非常に興味があったからです。声がれとか吃音とか発音の悪さによってコミュニケーションがうまくいかない。そういった状況を改善させるために言語聴覚士と協力して治療をやっております。
さて、人間のコミュニケーションには上記の様な声と言葉を用いた聴覚的なコミュニケーションの他に、表情や身振りといった視覚的なコミュニケーションがあります。特に表情はコミュニケーション上重要で、そのために人間は、他の動物とは比べ物にならない位表情筋を非常に発達させました。それは例えば身近にいる犬とか猫に比べてもはっきりわかります。そういった表情筋等を扱う美容領域のボツリヌス注射は、コミュニケーション医学であると考えます。これまで私が長年やってきた声こことばによるコミュニケーション医学だけでなく、表情を扱う視覚的なコミニケーション医学、これら人間のコミニケーションの2つの重要な領域を共に扱うと言う理念のもとにこの美容領域のボツリヌス注射を始めました。
料金について
シワ取りボツリヌストキシン注射 税別30000円
咬筋ボツリヌストキシン注射 税別50000円